僕は大好きな母を7日間で堕とすと決めた。 10年間、胸に抱き続けていた禁断の感情―。 豊崎清香

作品の感想&レビュー

1. たなか

   2023年10月11日

   中出し1回だけルールが足を引っ張ってる

   台本は友田真希バージョン以来、初めて納得できるレベルになりました。最初は息子の気持ちに気付いていないように見えましたが、実際には気付いていたのでしょうか？どうでしょうか？という微妙な演技をこなす豊崎清香の演技力も素晴らしく、思い悩む次男の暴走を演じる男優や、夫や長男のモラハラぶりを上手く演じることもできていました。主人公が7日間で堕とすという目標を掲げ、息子の恋人になって家族を捨てる覚悟を決めるという設定により、最初の本番の時点でほぼ和姦なのも、タイトルと矛盾しなくなりました。

   レイプ未遂を経ての最初の近親相姦も、母がダメと言いながらも、OKのサインを出している表情から伝わってきます。また、息子にマ○コをしゃぶられる場面での母の羞恥心や、フェラで見せる愛情表現、初めて息子と結ばれる高まりだけで絶頂する感じ、禁断の中出しでの受精イキからの引き返せない一線を越えた母の多幸感まで、女優さんが素晴らしい演技で表現しています。

   中盤では、家族が家にいながらのニアミスプレイで物語が進んでいきます。夫や長男を裏切る展開は悪くないですが、以降の本番はある種の疑似ハメっぽい要素が多く、全部外射っぽいのが中だるみの原因となっています。また、裏ジャケットの何度も膣奥に愛欲を注ぎ込んでという文句に内容が伴っていないのが残念です。最後の背面騎乗位中出しも、チ○コがハマっていないのを特濃モザイクでごまかしているような感じで、クライマックスシーンとしては品質が低いと感じました。豊崎清香さんはすでに再婚する母へ…嫉妬した僕の止まらない中出し近親相姦という突っ走った作品に出演しているだけに、フィニッシュシーンは全体的に見劣りしており、中出しは1回だけという、小山雅継監督の作品ならではの演出が作品の魅力を引き立てるどころか、妨げている印象が強いです。

   学校を辞めてすぐ働くと意気込む息子と、何とか高校まで卒業させたい母の駆け引きやドラマ的な展開は良かったですが、父親が結婚指輪をしていないことは手抜きだと感じました。また、カラミの制約がAVとしての完成度を下げてしまったのも残念でした。