結婚報告をするため帰省した3日間、屈強な兄たちの嫉妬デカチンに何度も犯●れ寝取られていく最愛の花嫁を見てしまったボク… 木下ひまり

作品の感想&レビュー

1. 金魚埠頭

   2024年5月21日

   オスによるメスの奪い合いドラマだが、女がいいなり過ぎて物足りない

   デカチンNTRという作風は特に個性的ではありませんが、女性がハイスペックなDNAを持つ男性に惹かれる孕ませNTR要素を含んだ作品は、川口監督らしい少し斬新な作風です。

   ある老いた資産家は、息子3人の中から後継者を選ぶ際、亡くなった妻のウェディングドレスを引き継いで、跡継ぎを産んでくれる女性と結婚した者を後継者として選ぶというルールを明らかにしました。このため、結婚は難しいと思われるふたりのクズ兄が、弟の婚約者を孕ませNTRしようとするストーリーが展開されます。

   どの兄が女性を獲得しても、経済的利益は同じなのがポイントです。財力が同じなら、オス同士がメスを奪い合う原始的な人間の姿が描かれ、そこに木下ひまり演じる女性の欲望が加わります。清純な見た目ながらも、本能的に自分に子供を授かる強いオスを選びたいメスの姿が見事に表現されています。

   作品はチコのサイズを強調し、孕ませ中出しに焦点を当てています。しかし、疑似ハメの部分があからさまだと感じる箇所もあります。中盤のウェディングドレスセックスは、尺が長く手間がかかっている割には見た目やエロさに欠ける部分もありました。最後の下着姿での酒盛りシーンは、結婚後の生活を想像させるエロティックな要素がありますが、兄弟で妻を共有するシーンがあればもっと面白かったかもしれません。

   女性が一方的に従順だけでは物足りない一方、オス同士の争いを描いたプリミティブなドラマは監督の個性が光る作品でした。一作で終わらず、今後の展開に期待したくなりました。