クレーム対応NTR 取引先のセクハラ部長と妻の【閲覧注意】寝取られ話 黒木れいな

作品の感想&レビュー

1. いくまる

   2024年1月11日

   一番重要な最後の中出しの瞬間、男優大塚がチ○コ抜けちゃう大失態

   この作品は、演技初級者向けのドラマであり、例外的に高品質な作品である向井藍さんの演技に注目されています。監督は試行錯誤しながら作品を作り上げており、その手法がうかがえます。台本や演出のレベルはあまり高くはないですが、女優さんや夫役の演技力によって緻密なドラマが演じられていますので、それは許容範囲内です。

   物語では、妊活をしているけれどなかなか実現できず、セックスレスで欲求不満な人妻という設定が伝わります。最初の未遂となったレ○プの時、地味だった下着が次の時には派手めに変化していたり、人妻の心理的な変化を表現した演出が良かったです。最初の本番では、もう少し視覚的に辱められる脱がし方の方が良かったかもしれませんが、一応ちゃんと全裸にしている点は高評価です。

   男優の大塚さんは珍しい選択ですが、トニー大木さんのような実況淫語責めで女優さんの演技力の不足をカバーしている点は高評価です。演出面では、中出しを拒む事ができない状況を表現しながらも、最初はアフターピルで予防することを試みる新しいアイデアです。妊娠しなければ問題ないという考えから、人妻が次第に大胆に積極的になっていく様子が伝わる中盤の演出も工夫されていました。

   妊活を始めることができ、ピルも止めて子作りに臨むというストーリーも、演出はいまいちでしたが一応は伝わります。危険日であることを知っている部長に、ナマ中出しでいいならセックスしてあげるけど？という究極の選択を迫られる人妻が、自分の意志で妊娠覚悟のセックスを選択する台本は、ただ男に従うだけのいいなり人形になっていないところが良いです。他人の子供を孕ませようとしている人妻を夫に見せつけるため、部長が画像を送り、夫を呼び寄せるという演出も、人妻の選択が因果応報になるという監督の定番の手法で、ブレずに高評価です。

   ただ、妻の孕まされセックスを覗いている夫に対する扱いなど、もう少し工夫ができたかもしれませんが、セックス自体は悪くありませんでした。しかし、肝心の最後の中出しで射精の瞬間にチ○コが抜けてしまうミスは大失態です。『媚薬NTR 上羽絢』と同じようなことをしている他の作品もあるため、孕ませもののジャンルで活躍している川口監督の作品に出演するならば、早急に技術的にアップデートしていただきたいです。

   期待していたのは、妊娠エンディングで夫との子供ではなく、自分の子供を欲しいという気持ちが伝わることでした。女優さんもドラマ的な演技力は乏しかったかもしれませんが、頑張っていたので、ゴールが近づいたところで男優の大失態により失敗作となってしまったのは残念でした。