松本いちか

作品の感想&レビュー

1. zxcv8

   2024年5月14日

   「味気無さ｣を売りにした実験作

   女優の素体を楽しむことに焦点を当て、不必要なものを取り除いた作品をピックアップしました。

   面白い企画ではありますが、本気度の高い感情の変化をあまり感じられず、淡々とした印象があります。

   企画自体は共感できるのですが、もっと松本いちかの魅力を堪能したいし、よりエロティックな構図のアングルを活かすことができなかったのではないかと感じました。

   率直に言って、コンセプトは素晴らしいと思います。

2. どんぺー

   2024年4月7日

   THE FIRST TAKE

   裸の女性が登場します。女学生でも人妻でもなく、どんな属性も持たず、これこそが松本いちかそのものでしょう。裸体には卑猥さがなく、裸で生まれた人間が裸でいる自然さだけを感じることができ、その姿の美しさは間違いなく美しい山や海のようです。しかし、こちらに向かってお尻を微笑ませる彼女は、自然の一部ではなく、人の心を揺さぶり魅了する、まさに人間そのものです。彼女の動きによって敷布がたわんだり、影ができたりすることで、彼女の実在を強く感じます。男性が彼女の体を触れ回すと、商業的な関係から始まったとしても、松本いちかの身体は震えます。美しい絵画のような肉体が他者と交感することで、卑猥な姿に欲情を誘われます。男性の手が胸を覆い、秘部に伸ばす手を彼女の手が防ごうとして重なり合い、彼女の小柄な身体が明らかにされます。美しい顔の中に綺麗な舌を隠し、唾液を男性の体に這わせるのは、淫らなことです。背中を突き出す彼女の美しい尻は、美しくも緊張している肩甲骨に突き上げられ、その美しさに疑問を感じるほどです。彼女は親しみやすく、美しさを傷つけることなく卑猥さを傷つけません。そのようにして美しさを放出し、誰かを魅了しようとする悪魔かもしれませんが、ただ美しい天女かもしれません。彼女は穏やかに、優しく、悪戯っぽく話しかけます。その親しみやすさは美しさを損なうことなく、卑猥さは自然な純粋さを傷つけません。彼女はとても愛らしい女性です。柔らかい肌の下には、消える肋骨すらも愛おしいと感じます。男性と一体になり、男性の一部が彼女の中に入ると、その美しい人が喜ぶことに感動します。松本いちかが腰を動かして感覚を喜ぶ姿には驚かされます。体位を変えることは、視聴者への計算であるか、自分の快楽を探る動物的な選択かもしれません。後者が真実であれば、彼女は快楽に溺れ、無防備になっていきます。足を曲げ、脇を露出し、無防備な顔を見せます。男性に手玉に取られた余裕は失われ、快感の表情を浮かべます。どんなに思うようにされようとも、美しくてかわいい松本いちかの美しさとかわいさはたまりません。松本いちかは、自分を魅力的に見せるのが、他の誰よりもうまい女優です。しかし、その美しさとかわいさ、魅力は作為を超越して、他者や自分によるものを含め、すべてを持っている女性だと思います。