近親相姦が溶け込んだある父娘家庭の日常 花狩まい

作品の感想&レビュー

1. ちうべい

   2021年11月22日

   設定の活かし方。

   “娘の愛”シリーズは、作品の幅広い傾向が目立ち、嵌まり方が難しいと言えます。

   このシリーズは”娘から父への愛”をテーマに制作されており、愛らしさとエロさの両立を目指しています。

   今回の作品では、幸薄さが魅力の花狩まいさんが登場し、父子家庭の地味なJK役で、おとなしく真面目な優等生という雰囲気です。ただし、彼女は陰キャではなく、かなり残念です。

   彼女は人当たりは悪くない普通の娘であり、陽キャでもありません。そのため、女優さんの魅力的さが物足りないと感じられます。

   もう1つの設定として、経緯は不明ですが、彼女は父を発散させることを率先するほど、父への愛と性欲、性行為への肯定的な価値観を持っているようです。

   作品の冒頭では、父親が出勤するところを見送りつつ、フェラチオのシーンがありますが、キャラクター設定が活きて、真面目な義務感が出てしまいました。フェラが好きでしゃぶるという雰囲気がなく、流れの”慣れ”を感じることができませんでした。

   次に自室での勉強シーンがありますが、優等生としては普通に勉強すれば良いはずですが、判らなさからの行為という流れは不自然でした。仕方なさの雰囲気は良かったのですが、手コキが好きでするという雰囲気にはならず、回数をこなしているはずの”慣れ”が出てこないまま、弄られるシーンに移りますが、やはり真面目な義務感がプレイを進めてしまいます。

   キャラクター設定の真面目さが花狩まいさんのエロさを阻んでおり、素直なエロさの表現に至っていません。

   就寝前のまったりシーンでは、ようやく真面目さが緩み、花狩まいさんのおねだり痴女の魅力が光ります。好きに素直で真面目なエロさが醸し出され、プレイが面白くなります。最初からこの雰囲気を演出して欲しかったです。

   前半と後半で”したさ”を演出し、エロさが変わった印象になりましたが、うまくいったとは言えませんでした。

   冒頭から真面目だけどエロい雰囲気で進めて欲しかったですね。