竿役慎二がセイバー達とヤリまくる本

作品の感想&レビュー

1. めがねもん

   2025年2月25日

   寝取られだが陰鬱ではない（あと単純に絵柄が好き）

   何度も読み返す。

   ランキングで目にして購入し、繰り返し読んでいます。ありがとうございます。

   慎二と冬木ヒロインが登場し、痴態を演じる。寝取られ要素はあるが、どこか爽やかな感じも漂っています。絵は少し個性的ですが、コミカルで美しい。

   重苦しさが少ない（士郎からすれば好ましくないかもしれませんが）。漫画的な演出に幼さを感じます。愛すべき愚かさ。

   この作品をきっかけに、デジアンコの過去作も何作か購入してみましたが、一番良かったのはこの本でした。

   過去作との違いは、竿役を立てる段取りを省略したことではないかと思いました。異聞帯モブ男や男の娘が登場し、読者に設定を伝えるぞという導入が発生してしまいます。親切な試みですが、二次創作の場合には、余計な部分に思えることもあるかもしれません。（過去作も大変好きです）

   総集編ということで、webや即売会で発表した断片をつなぎ合わせたものなのかもしれません。段取りを省略できているのは、そんな理由があるのかもしれません。結果的に、良かったのかもしれません。

   竿役を慎二に絞り、他の要素を取り除いた結果、純粋なスピードだけが残り、非常に楽しい本となりました。

   応援しています。

2. 小川

   2025年1月22日

   堕ちたヒロイン達によるボテ腹END

   慎二という凶悪な巨根を持つ男性と関係を持つstaynightヒロインたちが描かれた漫画作品があります。彼のセフレとして、彼らは快楽に溺れ、ボテ腹を晒しています。

   この作品では、慎二が全編を通して竿役を務めています。そのため、彼を好まない方にはおすすめできないかもしれません。しかし、私は個人的にこのシチュエーションが好みで、ヒロインたちがチンポと精液を求めながらも、慎二に逆らわず性奉仕し、受精されていく姿がとても良かったです。

   特にこの作品では、ボテ腹SEXのシーンが他の作品よりも多く、最後には妊娠したヒロインたちが爆乳でボテ腹の妊婦になり、激しい乱交SEXをするシーンが描かれています。個人的には、このシチュエーションが最も好きです。

3. chinta

   2025年1月21日

   鬼才現る

   登場人物は、よく知られている名前を名乗っているため、誤解されやすいかもしれませんが、読んでいくと別の人物であり、この作品が作者独自のオリジナル同人誌であることがわかります。
   彼らは髪型が似ている程度であり、性格、関係、体型、顔の形、そして設定など、全てが異なっているため、これを二次創作と考えるのは不自然です。ではなぜ彼らの名前や髪型などが一部重なっているのか。そこには作者の皮肉や風刺といったメッセージが込められています。
   女性たちは耳慣れのある名前を持ちながら、倫理観の欠如した男に媚びる売女のように描かれており、社会問題となっている立ちんぼやホストに対する女性の象徴として示されているようです。恋愛関係にない男に媚びる姿はフィクションでありながら、無様であり、現実ではどれだけ惨めかを痛烈に描写しています。
   彼女たちが奇形の醜女として描かれているのは、他の女性たちだけでなく、フィクションのキャラクター名を使う強盗指示役に対する作者自身の嫌悪感も表れているかもしれません。男性が女性たちに暴力行為を繰り返し行い、それに共感や好意を持たないほど卑劣であることから、作者の強い憤りが伝わります。男性を上位に、女性を下位に置く描写は、まだ日本社会に残る男尊女卑に向けた批判とも受け取れます。
   言葉やセリフではなく、キャラクターの姿や名前などの象徴的な表現を用いて、読者の解釈に委ねつつ、現代社会の風刺を見事に描いています。このような作品を作り出せるのは、作者の観察力、社会問題への意識、そして風刺・皮肉のセンスに由来しています。
   総じて、これは単なる娯楽作品ではなく、現代社会の病巣を描いた社会派作品として高く評価されるべきです。作者は同人作家にはもったいない才能を持っており、個人的には文学作品でその才能を発揮してほしいと思います。その表現力で、いずれは社会派小説や劇作の世界でも注目を集める存在になる可能性を感じました。
   誤って購入してしまった商品でしたが、この作品に出会えたことに心から感謝しています。自分の考え方を見直すきっかけとなる素晴らしい作品でした！