陸上部ボーイッシュ幼馴染寝取られガチ交尾録

作品の感想&レビュー

1. いくまる

   2024年8月30日

   完成度の高いNTR作品。分作か100P位の長編で読みたい作家。

   商業誌にも作品を持つ作家で、特にNTRストーリーの完成度が高く、ヒロインがしっかりと快楽に溺れる展開が上手だと感じます。この作品も、陸上部の男装のボーイッシュなヒロインと、告白をためらっている幼馴染み男子の間にチャラ男系のコーチが介入し、ヒロインの純潔を逆手に取って都合の良い雌へと変えていきます。物語の構成や終わり方の完成度が高く、快楽に目覚める王道的な展開も良いです。最後には、間男が求めていたへそピーやヒロインが嫌がっていたキスにためらいなく応じる場面もあり、ページ数の都合か突然受け入れるように見えました。同人誌ならではの魅力を引き出すため、ページを増やして、より深い堕ちる過程を描いてほしかったです。

   展開や構成がしっかりしたNTR作品で、ヒロインが快楽に戸惑ったり蕩ける表情も良く、間男のコーチも良かったです。100ページ程度の長編か三部作のシリーズモノを見てみたいです。

2. 岩立沙穂

   2024年8月30日

   体育会系男女の、身体から始まるパワーセックス恋愛物語としてアリ

   NTR・BSSジャンルの作品としては、剛田先輩は隙が多く、前半の展開は強引かつ性急であまり面白くありませんでした。

   剛田先輩が邪悪で有能な策士として眞希を手籠めにしたというよりも、ケイ少年のデリカシーのなさから喧嘩してしまったタイミングで、偶然傷心の女性が剛田先輩のところに訪れる展開が強いです。

   ただし、体育会系を舞台にした作品として、まず身体の関係から始まり、感情は後で補完される恋愛物語として十分に成り立つと思います。

   剛田先輩はチャラ男で倫理的に問題があるかもしれませんが、最高の肉体とM気を振りまくメスを手に入れるため、オスとして本気になっていることが伺えます。

   眞希は眞希で、最後まで幼馴染のケイ少年に忠実でありながらも、深まりすぎた肉体と感情のギャップを埋めてくれる存在として最終的に剛田先輩を選択する展開は、妙なリアリティがあります。

   この作品はNTR・BSSとしては疑問符がつく展開かもしれませんが、チャラ男に巻き込まれた女性と、遊びのつもりで関係を持った女性に意外と惹かれてしまう男性の邪道の恋愛劇として、前半の性急な展開を後半の濃厚な展開で補完し、実用的と言える作品です。