勇者ちゃんの冒険は終わってしまった！

作品の感想&レビュー

1. 松岡禎丞

   2023年10月31日

   蹂躙されて黙っていられるか

   過去の積み上げがすべて奪われ、強化された敵に徹底的に踏みにじられる。本当に刺激的だ。黙っていられないw
   これからは、その経験がレベルアップとして取り込まれるだけで、救いはない。
   書籍版の結末では、職業も性奴にされ、適切なステータスにまで成長させられるという。
   それにしても、四肢欠損予定のマークが切り取り線に加えてハサミの印まで本当にハサミで切られるのだろうか？

2. 浩史

   2023年7月27日

   かわいそうなくらい徹底的に堕とされる勇者ちゃん

   この漫画は、自慢げなかわいい勇者が巧妙で卑劣な魔法にすぐに陥ってしまい、屈服させられることで始まります。勇者は既にエッチなマークが体に刻まれており、エッチなシーンから始まるようになっています。この漫画はかなりエロシーンが多いのかなと予想されますが、実際にはそれほどではないと思います。

   ただ、ストーリーは進んでいくうちに敵の使う魔法の真実が序盤で明らかにされます。このような要素も含めて、全体のテンポが良いです。

   しかし、このテンポの良さと先が知りたいという欲求でついつい読み飛ばしてしまうことが罠となります。それはもったいないです。なぜなら、それぞれのシーンが非常にクオリティが高いからです。各シーンは個々で興奮できるものが多く、一度読み終えたら飛ばしたところにまた戻ることも悪くないです。

   この作品の中でも特に気に入っているシーンは、勇者が首輪をつけられる場面です。これは出版において書かれている結末です。

   勇者はこの作品の中で何度も絶頂を迎え、レベルも下げられて抵抗する手段も失っていきますが、首輪の場面は別格でした。レベルがゼロになるよりも、首輪をつけられることの方が絶望的な印象を与えます。これは理論的な問題だけでなく、ストーリーとしてもそう感じさせられるのです。料理で例えるなら、途中で味見をしてもそれなりに美味しいものでも、盛り付けが完了するまでおいしさを感じられないものですよね。それと同じように感じました。

   始めから終わりまで、勇者の魅力が詰まっていたと思います。