四葉の戦姫クローバーローゼ 第三話

作品の感想&レビュー

1. つかまる

   2021年6月2日

   前作よりも更に丁寧な作画、ストーリー、ヒロピン描写

   この作品はもはやヒロピンと言えばこえだ商店さんというくらいに話題になっており、もちろん初日の朝一番で購入しました。

   読み進めていくと、早速54ページ以降でローゼのダメージ描写がグレードアップしていることに気付きました。前作よりも敵の攻撃を受けた際の内出血や傷跡がより鮮やかな紫色で描かれています。特に57ページ以降のローゼのお腹と背中は、ヒロピンの到達点とも言えるほどの美しさと悲惨さで、必見です。私は57ページを2回ほど楽しませていただきました。

   また、さまざまなシチュエーションも盛り込まれており、腹パン、ベアハッグ、爆破、斬撃、鎖＋磔、全身締め上げ、電流、頭を叩きつけて引き摺る、鞭打ち、水責め、炎の鞭で締め上げ、触手、エナドレ、石化、服の破れなど、あらゆるジャンルをストーリーに組み込みながら網羅する手腕は素晴らしいものです。

   さらに素晴らしいのは、作画やヒロピン描写に力を入れつつも、キャラクターの設定や四葉の戦姫同士の友情描写にも手を抜かないところです。特にクローバーマリーの背景と、ローゼコバルトとの信頼関係の構築もしっかりと纏まっています。

   欲を言えば、後半で助っ人として現れる2人がなぜ駆けつけてきたのかが急ぎ足に感じられましたが、ページ数的にも仕方ないのかもしれませんね。

   また、これは私の好みの問題ですが、今回は新キャラのマリーが重要な役割を果たしている作品なので、できればコバルトとの関係性や3人が揃った状態だけでなく、マリー単体での苦痛や屈辱に悩む姿を見たかったです。あ、おまけのイラストは楽しませていただきました。ラストページに見知らぬかわいい子が映っているような気がして、次回作に期待したいです。また、次回のおまけでキャラクターたちが全裸で大ダメージを受ける様子も見てみたいですが、それは私の個人的な要望が強すぎるかもしれませんね。

   最後にまとめると、ストーリー展開、作画、ヒロピン要素は非常に高いクオリティで詰め込まれている作品です。ヒロピン好きの方々に捧げられた作品だと思います。

2. 山下和雄

   2021年6月1日

   新キャラが増えたけど

   新しいキャラクターが増えたことで、一人一人のシーンがあまり強くないように感じました。
   もう少し新しいキャラクターのシーンがあれば、うれしかったです。
   ただし、全員が捕まったシーンは見どころであり、そのようなシーンが好きな方にはおすすめです。