シカクとバツ

作品の感想&レビュー

1. 浩史

   2024年4月1日

   空気感と間

   二人の雰囲気や台詞の間の空気感が伝わってくる。
   言葉以外にも舌や汁、汗、乳首などの描写が細やかで、エロさも十分に表現されている。

2. 加藤茂

   2024年2月26日

   きれいな絵とシリアスなストーリー

   普段の彼女の表情がとてもかわいい。
   関係の複雑な部分や苦悩などがある中でも、お互いが分かり合えない部分があるにも関わらず、身体の関係を求めるという物語でした。

   純粋にエッチを楽しんで乱れているわけではなく、最後はややもやもやしたまま終わってしまいました。

3. めがねもん

   2024年2月22日

   男主人公の気持ち・・

   痛いほどわかる。彼女の芽衣に、初恋相手の雪乃のダメ彼氏と浮気される。
   もし主人公が同じことを雪乃にしたら、俺たちも同じ罪を犯すことになると言われるが、雪乃と一夜を共にするも、やはりダメ彼氏には叶わない。
   最終的には仲のいい二人組に戻るが、しばらくすると雪乃のダメ彼氏が浮気の気配を見せたら、雪乃はあてつけにまた主人公を誘う。
   この中で1番かわいそうなのは芽衣だが、雪乃は未練が断ち切れずに主人公を利用してストレスを発散させ、浮気を繰り返す。
   なんとも複雑な関係だ・・

4. 彩場翔人

   2024年2月22日

   絵は綺麗

   物語が進むにつれて、エロいシーンが少ないと感じました。
   もう少し詳細に描写されると良いかもしれませんね。

5. どりーん

   2024年2月21日

   相変わらず見事なストーリー！！

   先生と出会う前からしつけられていたという事で、今回の購入はその後の物語になります。

   一途だったヒロインの悲しい物語が描かれています。

   酔っていたとは言え、淳史は芽衣と平気で性行為をしてしまいます。

   芽衣は黙っていられず、白状し、後日には淳史が土下座することとなります。

   芽衣は白状して許されたと感じ、スッキリします。

   淳史はバレて土下座して許されたと感じ、スッキリします。

   仲の良い□の友人と二組の×カップルが登場します。

   しかし、一途だったのは自分だけであり、その関係を示す相関図がとても興味深いものです。

   浮気されて普通なら怒るかもしれませんが、自分よりも友人関係を優先させる性格が邪魔をします。

   事後では、淳史に触られるのも嫌で、酔っ払っていたとはいえ浮気性行為をした芽衣には本音は許せず、頼りたくありません。

   本音は陽太が浮気してる最中に、実はあなたのことが好きだと言うなんて何なの・・・というようなものだと思いますが、言葉にはできません。

   それを言えないのは、自分だけでなく他の三人の関係まで終わってしまうからです。

   自分も同じように行動することで許せるかどうか考えています。

   淳史がまた浮気の気配があれば、陽太と性行為をしてやるつもりです。

   あなたたちに私の気持ちがわかるだろうか！と叫びたいです。

   雪乃が陽太と性行為をしている表情がたまらないと思います。

   今でも淳史のことが好きだと言っていますが、本当の気持ちはわかりません。

   雪乃は陽太に恋をしていないと思います。

   陽太は典型的な偽善者です。

   雪乃は自称悲劇のヒロインです。

   雪乃の気持ちは、一生かかっても陽太には理解できないでしょう。

   上辺だけで生きている人と真面目に生きている人の話です。

   読む価値がある作品です。

   ただし、抜き物としては優秀過ぎて邪魔かもしれません。

   しっかりとした話が好きな私には最適です。

   雪乃が良い人と巡り合えることを願っています。

6. こっちゃん

   2023年6月1日

   □四面。

   この内容は、深遠で繊細なため、エロに没頭する適切なものではありませんでした。
   タイトルも内容もわびさびを感じさせる、かなり良い作品です。
   しかし、罰は外部からもたらされるものであるため、正しいのは罪の方かもしれませんが…。
   罰が悪いというのはその意味かもしれません。

7. まきもどし

   2022年12月13日

   四角とばつ…象徴と省略の美学

   タイトルは、ひと目でわかるように□と×だと思います。□は、四人の友情の象徴であり、×は二人の背徳関係の象徴と考えられます。淳史と芽衣の背徳行為によってバランスを崩した友情は、もう一つの背徳行為によって修復され、□の友情が再確認されたと考えることができます。もちろん、四角形には死角や危険、バツには罰などの意味も含まれますが…。
   雪乃は淳史の裏切りを許しましたが、陽太の自分への好意をエネルギーにしているうちに、心がしぼんでいきます。その想いが表れたのが43ページでの、だから陽太、これからもずっと…友達でいてねという言葉ですが、言葉通りに解釈すると実に卑怯ですね。
   陽太は、雪乃との背徳関係から抜け出すことができず、四人の関係を崩すわけにはいかないため、淳史のまねをして芽衣に高価な贈り物を約束します。雪乃も淳史から高価な指輪をもらい、それを陽太と芽衣に見せびらかしますが、それは友情の□の象徴にすぎません。
   ×については、雪乃の言葉から、淳史と芽衣の背徳関係が継続していると雪乃は疑っていることが伺えます。そして、陽太との背徳関係に依存して自我を保ちつつ、雪乃は指輪を外して薄い色の靴下だけを履いたまま待ち続けます。それはどんなに時間がたっても陽太が戻ってくることを信じている、淫靡なシーンです。
   私は、このように緻密に作りこまれた耐震建築のような作品に感銘を受けていますが、彼らの卒業時に起こるであろう関係崩壊と再生のシーンを、続編として見てみたいと思います。

8. しまにゃん

   2022年6月6日

   誠実さと一途さをこじらせてしまった若者たち

   この作品は作者らしい、入念に練り上げられたストーリーだ。

   作品の中で、何故俺たちだけずっと苦しい思いを続けなければならないんだろうなという言葉が、作品の根幹をよく表している。そして、真摯で一途なヒロインを壊してしまった後悔が、最後のページによく描かれている。

9. あいき

   2020年8月24日

   ありふれているかもしれないが

   男性と女性の浮気に対する捕らえ方や考え方には、エロコミックにはないリアルさがあると感じました。内容はありふれていますが、男性と女性の言動や行動に違いがあることが描かれていました。

   私は男性なので、男性の気持ちや行動は理解できますが、描かれた女性の言動や行動は、エロコミックではあまり見かけないものでした。しかし、リアルワールドでは当たり前のことかもしれません。この作品からは、勉強になることが多かったです。女性は不思議な存在だと感じました。

10. B2mama

    2020年2月13日

    イケてる男女のエロ漫画

    イケてる男女が恋をしている話で、エロい描写もあって、現代のエロ漫画らしいと感じた。主人公の真面目なヒロイン、雪乃は潮を吹くのに、彼女に関することには、イケてる男の陽太が一切触れない。だって、イケてる男女は、下品な言葉を嫌うのだから。彼らは本番後でも、真っ裸でシリアスな会話ができる。雪乃の下半身は潮吹きによって濡れているけれど、それは問題ではない。やっぱり、イケてる女だから。最終的には、陽太は雪乃にフラれて寝取りに失敗してしまう。しかし、その肉体関係は継続することになる。細かいことだが、雪乃のアナルがリアルに描かれているのも素晴らしいと思った。この種の漫画では、全体的な雰囲気やヒロインのイメージを壊さないように、アナルは可愛くボヤッと描かれることがあるが、この作品ではしっかりと描写されている。このギャップで抜くことができるのだ。このことを知らない作家が多いので、強調しておきたい。現代のエロ漫画は、限りなくAVに近づいている。体位だけでなく、人間そのものをリアルに描写する必要がある。絵やストーリーが好きであることは前提として、特にマンコやアナルがリアルに描かれていると抜けると思う。

    話を戻すと、雪乃の表情の変化は、本番中にとてもよかった。彼女は最後まで、メス豚と思われない。いや、見せないのだ。もちろん、完堕ちもしない。この作品は、物語とキャラクター設定がしっかりしているため、エロい描写だけが際立つ。このまま終わるのかと思ったが、もう一冊読みたくなる程度にきれいにまとまっている。もし続編があったら、雪乃が陽太にアナルを開発されるところまで描いて欲しい。中出しも忘れずに。江戸川浪漫には、今後も期待したい。

11. 山根和典

    2019年6月14日

    続けよう？

    ストーリー自体は区切りがよく、同人誌1冊で最後まで描かれています。しかしながら、宣伝文句に引っ掛かって購入した人にとっては、足りないと感じる部分もあります。そういった方たちは、最後まで見たかったのでしょうか？三部作くらいの導入部で終わってしまったような印象を受けました。結末が同じであるにもかかわらず、もう少し先まで描いていたら見応えがあったはずです。作品の画力とお話の質は高かっただけに、非常にもったいないと思います。

12. 千葉恵里

    2019年6月13日

    大人びた画面と背徳感

    二組のカップルが仲良しの四人組から生まれた。
    しかし、浮気が発覚し、その悩みが口実となり、
    本来の恋人ではなかった親友の彼女に惹かれて
    歪んだ関係に陥っていく……。
    蒸し暑く、陰鬱でセクシーな作品です。