たびじ 母と子のふたり旅 西園寺美緒

作品の感想&レビュー

1. オタクのおっさん

   2023年7月18日

   いつものﾊﾟﾀ-ﾝの出品です。

   私は西園寺美緒さんの大ファンで、満足していますが、いつもの設定が使われているため、あまり楽しめていません。

   美緒さんの喘ぎ声や顔立ち、熟れた肉体が好きな方にはおすすめです。

2. プリンス

   2023年3月16日

   難易度高めの台本を演者が頑張った力作

   旅先の宿の従業員が偶然生き別れの息子であるという都合の良さや、昔離婚しているのになぜ指輪をしているのかという点は突然出てきて微妙ですね。ただし、実の親子ということを知らないままお互いに引かれることは、母親がいない環境で育った息子は母親に依存する傾向があり、母親も同じ年代の男性に対して愛情が湧くことは受け入れやすいです。

   息子が転んだ時に偶然膝枕になるとか、唐突な主観的なアングルや笑いどころもありますが、2人ともその気になって口でのセックスまでしたところで、実の親子であることが判明し、息子は納得できず母を押し倒し、一度は拒絶した母も息子が求めるものを与えることを決意してセックスします。

   息子が母さんとは呼べない、美緒さんと呼ぶと宣言して初めてのセックスは、近親相姦というよりは一夜限りのセックスに近いですが、女性として抱かれる一方で生き別れの息子と一緒になるという母親としての複雑な感情表現をする女優が頑張っています。息子の方も背面位までは美緒さんと呼んでいましたが、セックスで感情が高まり、対面位から母さんと呼び、ずっと会いたかったと母親への本音が溢れる高度な演出です。男優も時折台詞を覚えることを忘れてしまったりしますが、頑張っていると思います。最後は抑えが効かない中出しで、実は息子が童貞だったことが判明します。息子の初めてが自分と知った母親の高揚感が伝わるエロキスの結末が良い感じです。決して童貞のセックスではないので、少々許容範囲内です。

   その後の風呂シーンでは再び美緒さんと呼び、母親ではなく女性として扱われる展開に戻りますが、息子の中での母親としての感情が大きくなっていき、セックスも拒否されます。

   後半のドラマの場面はまだ改善の余地があると思いますが、今回は最初から近親相姦としてのセックスが前半よりも濃厚です。母親は今度は自ら求めて中出しまで行いますが、編集点が明らかすぎるため苦手です。しかし、ホールドのままキス締めが愛情があり悪くありません。

   ドラマの中で息子が父親の借金を背負っていることは明示されず、母親も事業で成功したお金持ちの設定なのに負担を肩代わりしていませんので、商品の説明は無視した方がいいと思われます。二人で暮らすことになるエンディングも平凡で終わりが締まっていませんので、もう少しエロい余韻があってもいいと思います。しかし総じて、挑戦的で良い作品でした。