媚薬エステに堕ちた人妻 末広純

作品の感想&レビュー

1. 伊達男

   2023年11月8日

   女優としてのポテンシャルの高さを存分に発揮！

   末広純さんは、媚薬とテクニックを使って快楽に溺れる貞淑な人妻を熱演しています。

   彼女の演技はプレイだけでなく、女優としてのポテンシャルの高さを十分に示してくれます。

   中出しをされた後に思わず腰をビクビク痙攣させる場面なんて、非常にリアルでエッチですね。

2. いな

   2023年7月5日

   キャスティングがいまいちだし、台本も惜しい

   反抗期の息子を持つ主婦の役割に、公式の年齢よりもずっと若く見える末広純は微妙な存在です。俳優の武田も、イケメンな役を演じるにはすでにオジサン枠だと思いますし、セックスレスで枯れた女性のホス狂的な筋書きにしては、バランスが悪いです。末広純よりも年下に見えるような男優を選ぶべきであり、イセドンでもやっとのことでしょう。

   妊娠して学生結婚した過去を持つ主婦の設定で、女性に夢中になって中出しセックスまでさせてしまった悪徳マッサージ師は、どんな女性でも狙うわけではありません。犯された女性が特別扱いされることにより優越感を感じてしまうという台本も、良いアレンジだと思います。

   ただし、タイトルだけ見ても飽きられるくらい、ありふれた作風であるため、やはり何か特別な要素が必要です。台本や演出にそれ以上のものがあるかと言われると、少し物足りない気がします。

   特に中出しをあっさり受け入れてしまう中盤は平坦で、かつて妊娠で人生を変えてしまった女性の設定としては、自分の過去と対峙する感じが足りず、学習能力がなく頭が悪そうな女性に見えてしまいます。スリルや背徳感、罪悪感も感じられず、エロティックな要素が損なわれています。アフターピルが市販される時代だからこそ、過去への反省から入手したものを夫に当てつけることなく、破滅的な快楽に身をゆだねる狂気のある主婦の一環があってもよかったかもしれません。

   夫に裏切られた女性の絶望感や家族にばれるリスクと快楽のギリギリの対立心理を盛り込むなど、台本的には決して悪くなかったし、女優もドラマ的、性的にも素晴らしい演技をしていただけに、定番から抜け出すためには一歩足りませんでした。