復讐の果てに〜御曹司が女体化されてバッドエンド〜

作品の感想&レビュー

1. 96猫

   2022年12月6日

   主人公が最後まで嫌がるのがいい

   最後の展開で、色々あったけれど今の生活に幸せを感じています。という終わりかなと思っていたら、タイトル通りバッドエンドでびっくりしました。涙で締めくくる結末が好きならば、おすすめです。

2. 工房の庭

   2022年1月4日

   まさかのオチで高評価

   サンプルだけ見ると、女性になり、娼婦として働く原因となった兄に復讐するという部分まではわかるが、その後の展開が全く予想できない状況。

   実際には意外な人物の陰謀によって主人公は操られていた。そしてその人物の手により、主人公は魔族化させられてしまう。
   魔族化した姿は青い肌と黒い瞳を持つが、主人公は悪に染まることなく、ただ魔族として生きることを余儀なくされる（本人は拒否する）。最後まで主人公の意志は折れずに物語は終わる。

   快楽堕ちの要素はなく、ただし個人的に人外の姿や肌の変色が好きな人にとっては、主人公の見た目は素晴らしいと感じられるであろう。

   残念な点は快楽堕ちがなかったこと。ある程度の乱暴さが背徳感を増したのではないかと思うかもしれない。

3. 山下和雄

   2021年12月29日

   バッドエンドのシチュが嬉しい誤算

   TSFのトップサークルのフルカラー漫画。親族、資産、性別、全てを伯父に奪われた少年が復讐しようとする物語です。

   ネタバレになりますが、肌が青く変化する魔族に転生する展開もあります。さらに、それに太ももまで加わるため、かなりマニアックな要素も含まれています。TSF描写と組み合わせることで、非常に過激な作品になっています。

   ただし、結末は完全な堕落や淫乱化はなく、最後まで絶望感を保ちながら進みますので、ちょっと物足りなさを感じました。うーん…一気に堕ちるのはいやだけど、ラストで性的に開き直ったり、堕ちたりしていたらもっと良かったかもしれませんね。せっかく魔族に変身したのに。

   TSFとしては、収まる性器とぷにゅっと出る胸という描写がありますが、瞬間的な描写はやや弱いです。一方、時間をかけて女性の身体が成長していく描写があるので、この弱点は相殺されていると思います。背面や後ろ姿が多く描かれ、お尻が強調されているのも嬉しいですね。TSFにおいては重視されない傾向もあるかもしれませんが、重要な性的要素の一つです。

   意外な展開もあり、TSFとして基本的な部分に忠実で満足できる作品でした。1冊にまとめると、少し詰め込みすぎている感じもありますが、お得だと考えれば購入する価値があると思います。