うちのいもうと2

作品の感想&レビュー

1. 淋しい熱帯魚

   2022年5月20日

   なんか不完全燃焼…かな。

   前作と同様に妹3人によるオムニバスです。設定もほぼ同じで、妹ちゃんのそばで座敷ワラシのようにたたずんでいるお兄ちゃんが、妹ちゃんにいたずらする展開です。いつも黙って座っているお兄ちゃんが不気味です。基本的にお兄ちゃんはシャベることはありませんが、時々ポツリと言葉を発することがあり、それがまた気味悪い。これは意図的なものではなく、単に設定にブレがあるだけだと思います。

   一応のシナリオは、お兄ちゃんは妹ちゃんとしたいと思っているが、妹ちゃんはたまにしか応じていない、という感じです。しかし、二人が普段どこまで進展しているか、ストーリーの中でもしっかりと描かれておらず、ブレがあり不満です。お兄ちゃんとずっとHしてきた私にとっては非常に重要なポイントなので、ここはしっかりと描いて欲しいです。

   でも登場する妹たちはみんな違ったタイプで、それぞれ可愛かったです。特に3人目は定型的な妹キャラとは少し異なり、興味深く見てしまいました。

   一人目。

   ベッドで本を読んでいる妹のお尻をお兄ちゃんが触るシーン。二人の関係ややり取りがよくわからず、不可解な部分がありました。スタッフの指示する声も入っていて、なんだか雑な感じがしました。しかし、お顔を赤らめて感じてイッてしまう妹はとても可愛かったです。

   二人目。

   お風呂上がりの妹の身体を触るお兄ちゃん。こちらも二人の関係性がはっきりとは描かれていません。妹は文句を言いながらも、お兄ちゃんの要求に応じています。ただ、妹がお兄ちゃんとするのがあまり好きではないという感じがあり、それはそれで良かったです。キスするシーンでは、嫌そうにしているのが面白かったです。

   三人目。

   JK設定なのに主婦風のムチムチ系の妹。現実感があり、笑ってしまいました。しかし、Hが始まるととても可愛くなりました。二人が普段しているような感じも良かったです。

   この作品ではお兄ちゃんがほぼ無口でしたが、やはり近親相姦作品は会話のディテールでクオリティが決まると思います。細かな会話がざっくりしていると、設定まで破綻してしまうことがよくあります。作り手の方々にお願いしたいですが、近親相姦作品の会話を軽視せず、納得できるセリフを描いてください(おねがい)。